Echo from Cleveland
 

06. 銀行開設

 アメリカでは公共料金の支払いなどは小切手(Personal Check)で行うため,checking account(当座預金口座)を開設して,check bookを作ってもらう必要があります.このシステムが日本を違うので,ちょっととまどいました.また,ややこしいことに,いろいろな種類のchecking accountがあって,預金の残高が10000ドル以上を維持することを条件に口座維持手数料が無料のものや,ふつうは当座口座には利子が付きませんが,一定の残額を維持することを条件に利子が付くもの,普通預金口座と組み合わせた商品があったりします. saving account(普通預金口座)は,日本の普通預金口座と同じ,出し入れ自由の口座です.日本に比べて,はるかに高い金利2〜3%がつきます.私は,常に5000ドル以上の預金を維持するという条件の口座にしたところ,なんと2.4%の金利がつきます.ちなみに,定期預金口座は, CD(Certificate of Deposit)といって,金利は3%以上になります.

 クリニックの地下に,KeyBankのCleveland Clinic支店があるので,そこに行って口座の開設をしました.口座を開くことはopen an accountということを勉強してからいざ出陣,とはいってもT先生についていってもらって,まずはchecking accountだけ作りました.銀行で“interest”といえば・・・・実は利子という意味なのです.私はこれを知らなかったので,いろいろ説明してくれるのですが,何の“興味”なのかと考えてしまい,全く意味がわかりませんでした.手続き自体は,パスポートを見せて,住所などをいって,トラベラーズチェックを入金し,簡単に口座を作ることが出来ました.大変だったのは,20ドルなどの細かいトラベラーズチェックにしてしまっていたので,残りのチェック全部を入金するため50枚以上のチェックにサインをしなければなりませんでした.

 Check book(小切手)は後で家に送ってくれました.が,名前のつづりがhirotugoになっていて,それを訂正してもらうのに,また何度かここに足を運ばなくてはなりませんでした.

 ついでにいうと,アメリカの銀行は,いい加減です.アパートのコインランドリーは25セント硬貨(クォーター)しか使えないので,紙幣から25セント硬貨に両替して貰うことがあります.10ドル分をクォーターの筒1本に替えてもらうのですが,カナダの25セントが入っていたり,5セントが混じっていたり,日本では信じられないことがよくあります.小銭ならまだしも,こちらのお札は,みんな同じような緑色で大きさも同じため(子供銀行のお金みたい....)20ドル札と5ドル札を間違えられたりすることもあります.

 日本と違うのは,アメリカの銀行では通帳というものがありません.1ヶ月分の取引の明細はStatementという形で,1ヶ月に一度送られてきます.この方式だと,自分がどこ宛にいくらの小切手を切ったのかわからなくなるので,小切手を切るたびに,自分でCheck noteに記録しておかないといけません.

 便利なことに,KeyBan kでは,インターネットを使って,残高や取引明細を確認することが出来ます.当座預金口座から普通預金口座への振替もインターネットのホームページ上から行えます.私は,できるだけ利子の付く普通預金にいれておいて,当座口座の残高が少なくなってきたら少しずつ普通口座から振替えていますが,インターネットで自宅からできるのでかなり便利です.

 小切手といっしょに,ATMカードが送られてきます.日本と同じようにATMでお金の引き出しができます.同じ系列のATMであれば,24時間手数料無料で引き出せます.口座間の移動や残高照会もできます.ほとんどのマシーンが24時間開いているというところと,土日もやっていることが,日本よりも便利なところです.

 ただ,預け入れは日本と大きく異なっており,備え付けの封筒に現金または小切手を入れ,その封筒を機械に挿入します.オンラインで処理されるわけではなく,あとで係員が回収し,手作業で入金しているのです.簡単にいえば,日本の夜間金庫みたいなものです.

 こちらのバンクカードが日本のATMカードと違う点は,このATMカードにはCheck card(Debit Card)機能が付いているということです.スーパーのレジにある読み取り機にこのカードを通し,暗証番号(PINナンバー)を入力することで支払いを済ますことができます.サインもいりません.支払金額はchecking accountから直ちに引き落とされますので,口座に十分な金額がなければ,支払いはできません.また,支払額とは別に現金が欲しければ,支払金額に上乗せすることで現金を受け取ることができます(cash back).レジで,支払うときにDo you want cash back?ときかれるのですが,これが最初はわかりませんでした.また,おもしろいことに,cash backできる金額が,店によって異なります.治安のよくないところにあるスーパーでは,cash backが20ドルまでなどと制限があるのです.

 KeyBankのATMカードは,MasterCardのマークが付いていて,あたかもクレジットカードのように使うこともできます.買い物やガソリンの購入など,このカードさえあれば,たいがいの支払いが出来ます.クレジットカードと違うのは,

* 1-2日後には口座から使った金額が引き落とされる.
*クレジットヒストリーは作成されない.
*レンタカーやホテルの予約には使えないことがある.
*クレジットカードのような,使えばマイレージが貯まるというような得点がない.

という点で,違いはありますが.日常的には全く問題なく使えます.

05.ソーシャルセキュリティナンバー 07.アパート探し
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