Echo from Cleveland
 

04. 出発ークリーブランド

 毎年,海外での学会発表を3〜4回経験していたので,海外旅行自体は東京に出張するのとまったく変わりません.関空に着いたら,前任者のT先生への土産を買って,いつものように,がんこ寿司のカウンターに陣取り.白子の荒塩焼きと寒ぶりあら大根,かにみそなどを肴に熱燗をやりました.以前,同僚の先生と同行したときに,調子よく飲み過ぎて,全館放送された末,飛行機に乗り込むと他の客は全員座っていたという貴重な経験があったので,今回は早めに搭乗口へ向かいました.

 NW70便 デトロイト行き16:45発.18番ゲート.

 エコノミーの一番前で,液晶テレビの目前という,映画を見るには最適だが窮屈な席でした.ノースウエストのエコノミー席は,ノースワーストといわれるくらい,窮屈なのです.おしりの巨大なアメリカ人にとっては,かなり大変と思います.でも,値段の安さを考えると,仕方ありません.機内食は,サラダにドレッシングが付いていないし,デザートもなくなって,昨年より劣化している感じです.朝食も,オムレツか焼きそばといつもワンパターン.年に一回くらい変えてくれたらいいのに.

 デトロイトに到着.入国審査は,”study or research?”と一言聞かれただけでした.IAP66の3枚目(ピンクシート)と貯金の証明書を返してもらって手続き完了です.ビザも,IAPもあんなに苦労したのに,ちょっと拍子抜けでした.次のクリーブランド便まで2時間強あったため,ラウンジへ行きました.僕は頻回にノースウエストを利用していたので,Gold elite会員になっていたため,無料でWorld Clubという施設が使えるのです.

 ここでは,座り心地の良いソファーが沢山おいてあって,飲み物や,クッキーなどが無料サービスされています.カプチーノとスナックをとって,ソファーでくつろぎました.

 そろそろ時間と思ってclubをでて,ゲートD8へ向かいました.Departureのモニターで確認すると,16:55発クリーブランド行き1950便が,18:05発となっています.後,1時間も待たされることになってしまいました.でも,慌てません.アメリカではこんなことは日常茶飯事に経験することです.またか,とうんざりしながら,迎えに来てくれるT先生に遅れる連絡をするため,電話を探しました.

 アメリカの公衆電話はややこしいんです.最初にdepositを入れないといけなかったり,市外電話の場合はコインを何枚も入れる必要があったりします.また面倒かなと思いながら電話機の前にいくと,VISAのマークがあって,ATMのようにカードを入れるスリットがありました.試しにVISAカードを入れて番号をプッシュすると,waitingと表示され,しばらく待っていると呼び出し音がなりました.随分便利になったものです.

 デトロイトからクリーブランドは約1時間のflight.これくらいなら全然苦になりません.飛行機はdown townの真上を通過してクリーブランドホプキンス国際空港に滑り降りました.窓から明々と電灯がともされたシーズンオフのはずのJacobs球場が見えました.11月に来たときは,雪が積もっていましたが,今回は雪がありません.でも,飛行機から降りると,通路の隙間からふく風が肌寒かったです.

 ゲートには,T君が迎えに来てくれていました.彼は,徳島大学医学部の同級生で,卒後横浜市大の整形に入局しましたが,昨年の9月からクリーブランドクリニックに留学していたのです.

 荷物の受け取り場に進む途中で,T先生を発見しました.なんだか,またやせた感じです.その日泊まる場所も決めていなかったのですが,相談の結果,アパートが決まるまでしばらくはT先生の家に厄介になることになりました.

03.出国準備 05.ソーシャルセキュリティナンバー
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