
03. 出国準備
ビザがとれたので,航空券の予約をしました.ビザの代理申請を依頼したHISで頼むと,2月12日のクリーブランド行き片道切符が70000円でした.片道切符なのに,往復料金の半分とは行かないようでした.往復切符を買って,復路を捨てる方が安いこともあるそうなのですが,今回はいろいろ調べてもらって,一番安いノースウエスト航空の片道切符にしました.
いざ,出発日が決まっても,かたづけておかなければならないことが山のようにありました.
ちょうど病院では,心臓超音波検査室を移転改築して超音波センターにしようとしている最中でしたので,その事務手続きや,引っ越しが必要でした.
1月31日まで外来をすることになっていたのですが,引き継ぎのための患者さんのサマリーを書くのが大変でした.死亡したりして,書いていなかった入院患者さんのサマリーも,慌てて仕上げました.
さらにひどいことには,月刊心エコーからの依頼原稿をボスに頼まれました.実は,月刊心エコーからは数ヶ月前から依頼があったのに,ボスが机の上で温めていたらしいのです.締めきりが2月15日でしたので,出発前に仕上げておく必要がありました.
7年間大学にいたので,研究室の自分の物をかたづけると,段ボールのミカン箱10箱以上になりました.今までのデータや資料を全部CD-ROMに焼くのにも時間がかかりました.学会や保険の業者に休会届け,住所変更などの連絡も忘れてはなりません.
そんなこんなでしたので,自分の身の回りの整理や引っ越し準備は全然出来ませんでした.幸い,自宅から通っていたので,アパートを引き払う作業はなかったですし,家族が後から来ることになっていたので,とりあえずパスポート,ビザ,クレジットカードと着る服さえあれば,何とかなるだろうという感じで,慌ただしく家を飛び出したのです.
こんなことができたのは,家族といっしょに渡米するのではなく,家族が後からアメリカに来ることにしていたからです.これは,12月22日に息子が生まれ,2月の出発は無理と思ったからです.しかし,これが幸いしました.家族でいっしょに行くとなれば,車の処分から,銀行,保険,役所などの手続き,家の片付けなど雑用をすべてかたづけておかないといけません.それも,毎晩のように送別会があり,夜は仕事になりません.私の場合は,実際のところ,病院の業務を片づけるのがやっとで,着のみ着のまま飛び出して,後は家内と母に多くのことを任せてしまいました. |